★ ★ ★ 夜遅いからの家までの道を遠回りしながら歩いていた。今日のデートのこと とか、友達がっていう話とか、いろいろ話しているうちにの家が見えた。 「獄寺、」 「あ?」 「もうちょっとで誕生日終わっちゃうね、」 「…まあな、今日はありがとうな、ギリギリまで一緒にいられるとは思ってなかった ぜ。」 「…獄寺、あたし獄寺が生まれてきてくれたことすごく感謝してる!改めてお誕生日 おめでとう。」 「ああ、」 「あ、ここまででいいよ!」 「…おう、じゃあな、」 名残惜しかったがこれ以上一緒にいると彼女をどこかに連れ去ってしまいそうだ。踵 を返し、来た道を戻ろうとしてふと名前を呼ばれた。 「獄寺!」 「なん、」 振り返えるとは後ろにいて顔が近かった。突然の事に頭を混乱させていると、 自分の唇に彼女の唇が重なった。恥ずかしくて顔がすぐに真っ赤になった。触れた唇 が離れた時にははすぐに下を向いた。 「じゃあ、ね!また明日!おやすみ!」 腕に付いている時計に目をやった。23時59分、そして、ぴったり24時になった。 真夜中の浅瀬 (誕生日が終わるまで一分、最後のプレゼントはかわいい彼女からのキス) UP LOAD → 080913 HAPPY BIRTH DAY → 080909 TO → GTO |